野良メモ -noramemo-noramemo

京都市山科区のフリーランスwebデザイナーのブログです。

[:N]母親の命日なので少し考え事をしてお手紙を書きました。

この記事は2014年7月28日に書かれたもので、内容が古い可能性がありますのでご注意ください。

日記

今日はnoramasaが今までの人生で1番お世話になった母親の命日です。
かれこれ2年の月日が流れた今、率直に思ってることを書いておきます。

こんにちは、noramasaです!
私は兄と祖母の3人で暮らしています。父も母もいません。兄を大黒柱とした3人家族です。
今日は仏壇の前で手を合わせることもできないので、手紙のような形で思ってることを残し、10年後の自分はどう感じるのか…など、今だからの深層心理を書き綴っていきたいと思います。

お手紙

母さん、お元気ですか。
7月27日朝、リビングにいる僕の目の前で倒れて入院。そのまま息を引き取りましたね。
あの時、倒れたあなたを前にして人工呼吸や心臓マッサージなどの応急処置を迅速にできなかった自分に苛立ち、後悔しています。僕のトラウマであり、一生消えないであろう感情です。

母さんは、なにもできなかった息子のことをどう思っていますか。
怒っていますか。軽蔑していますか。きっと仕方のないことだったと言うでしょう。最期に一緒にいてくれて、手を握っていてくれてありがとう…と。
でも当時の僕は「代われることなら代わりたい」「僕が何かをすれば助かるならなんだってする」…そんな言葉が頭の中をぐるぐる駆け巡っていたのを覚えています。

「亡くなったのは僕のせい」
最後はそこに行きつくことしかできませんでした。

たぶん、実際にそう思っているのは僕だけ。兄さんたちは「最期に母さんひとりじゃなくて良かった。お前がいてくれて良かった。」と言ってくれます。でも、僕はそれをマイナスの意味でしか受け取れません。
責任を感じやすい性格はあなた譲りです、ごめんなさい。

…そんな当時のことや、どう思っていたかを考える日々がこの2年間でたくさんありました。
年に一度はこの事を思い出して、緩んだ気持ちを締め直すことにしようと思います。

小さかった時、もっと手を繋いで歩けばよかった。
中学生の時、もっとバスケットボールに集中して死ぬ気でやればよかった。
高校生の時、もっとバイトして少しでも家計を助ければよかった。
専門学校の時、一人暮らしや就職のことをちゃんと正面から話せばよかった。
他にも温泉旅行をプレゼントしたり、結婚式を見てもらったり、孫の顔を見てもらったり…数えきれないけど、もうそれらが叶うことはない。

親孝行はできなかったけど、僕は笑って今を楽しくやっていきます。
結婚して、仕事や趣味もがんばって、新しい家族も授かって…だから心配せずに休んでください。
大丈夫、兄さんも今では料理や洗濯もしてくれるようになったし、きっと相手が見つかって末永くその人たちと元気にやっていくよ。

次は良い報告と一緒にお墓参りに行きます。
心配かけっぱなしだと思うけど、これからもほんの少しだけ見守っていてください。長い間ありがとう。

まとめ

言いたいこと、思ってることがなかなか言葉にできなくてこの文章でも数時間かかってしまいました。難しいですね。
ということで、母の命日なので大事なことを少し考えましたというメモでした。

以上、noramasaでした!